ハチはなんで花にとまるの? それはね。 「蜜があるからだよ。」

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どうしてハチが花にとまるのか?

もしハチに訪ねたらきっと「蜜があるから」と答えるとおもいます。

花は虫たちに花粉を運んでもらうために、「蜜や香りや色」で引き寄せます。

蜜や香りや色は、花の看板のような物です。


花粉はごちそう。

テントウムシやダニの一種は、集めた花粉をほかの花に運ぶためではなく

じぶんで食べてしまうことがあります。

花粉はタンパク質とアミノ酸が豊富なので、

虫によっては貴重なご馳走になります。

なかには幼虫に食べさせるために花粉と蜜を混ぜて

栄養価の高い食事を用意するハチもいます。

 

蜜をつくるのは大変。

植物にとって蜜をつくる代償は大きくて、

体内にある糖分の3分の1以上を使うことになります。

蜜は蜜線と呼ばれる器官でつくられ、たいがいの花の中にあって

維管束のうちの師管とつながって、樹液の中にある糖分を

直接取り組めるようになっています。

 

タイミングが大事

蜜が必要になるのは花粉をひとつの花からべつの

花へ届けてもらいときだけなので、花は花粉が熟した

時にだけ匂いで虫を誘って、自分で作った蜜を吸わせて

花粉を運んでもらいます。

どんな運び手を引き寄せたいかによって

蜜の味も変わってきます。

 

蜜の主な成分は

ブドウ糖(グルコース)と果糖(フルクトース)ショ糖(スクロース)

その配合は植物の種類によってさまざま。

ハチドリのほか、蜜を吸うための長い舌をもつ蝶や蛾や昆虫に花粉を運んでもらう

花の蜜にはショ糖が多く含まれてます。

ハエやコウモリ、舌の短いハチに狙いを定めた花は、ブドウ糖果糖を多く含む蜜をつくります。

どの植物達もどんな味の蜜を作ればいいのかをちゃんとわかっているのです。

受粉に成功した花、花粉をすべてつかいきった植物は蜜を作るのをやめてしまいます。

貴重な栄養をこれ以上無駄遣いする必要ないし、それよりもっと大切なタネを作るという

大切な仕事が待っているからです。

植物が生存競争を勝つためには、限られた栄養を目的に応じて

うまく使い回せるかどうかにかかっています。



 

 

 

 

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