赤い果実、なぜ赤い? 食欲が増す色は赤。

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人間は赤色の食べ物を見るとおいしそうだとかんじるのでしょうか?

人間は赤い色を見ると副交感神経が刺激され、食欲がまします。

これには、植物の進化が関係しているのです。

植物は鳥にあまーくつぶやく。

裸子植物と被子植物の違いは「種子の元になる胚珠がむき出しになっているかどうかで区別する」

とあります。

裸子植物は、胚珠がむき出しになっています。

これに対して、被子植物は、大切な胚珠を守るために、胚珠のまわりを子房でくるんだのです。

ところが、被子植物はすごい工夫を進化させました。

胚珠を守るために作った子房を発達させて果実を作り、わざと動物や鳥に食べさせるように

なったのです。

動物や鳥が植物の果実を食べると、果実といっしょに種子も食べられます。

そして、

動物や鳥の消化管を種子が通り抜けて、糞と一緒に種がだされる頃には、動物や鳥も移動して、

種子が移動して散布されるということなのです。

ただし、種子が未熟なうちに食べられてしまっては大変です。

そこで、植物の果実は、未熟のうちは、葉っぱと同じ緑色で目立たないようにして、

なおかつ甘味もなく、むしろ苦味を持ってます。

こうやって食べられないように果実を守っているのです。

やがて種子が熟してくると、果実は苦み物質をなくし、糖分を蓄えて甘く美味しくなります。

そして、

果実の色を緑色から目立つ赤色に変えて、食べ頃サインをだすのです。

緑色は「食べないでほしい!」

赤色は「食べてほしい!」

これが植物たちが、種子を運ばせる為のサインなのです。

植物の果実をたべて種子を運ぶのは、主に鳥です。

鳥は植物の赤い果物のサインに寄ってくるのです。

哺乳類で唯一赤色を見分けることができたのは?

ほとんどの哺乳類動物は赤色を見ることができませんでした。

恐竜が生き生きしてた時代、哺乳類の祖先は恐竜の目を逃れて夜行性の生活を送っていました。

夜の闇の中で、最も見えにくい色は赤色です。

そのため、夜行性の哺乳類動物は、赤色を識別する能力を失ってしまったのです。

唯一、哺乳動物の中で、赤色を識別することができた動物が、

人間の祖先の「サル」の仲間でした。

果物を餌にする為に、熟した果物の色を認識することができるようになったのか、

あるいは、赤色を見ることができるようになったから、果実を餌にするようになったのかは

わかりませんが、こうして私たちの祖先は熟した果実の色を認識して、

果実を餌にするようになったのです。

 

植物も生きるために進化、成長して、また人間も同じように進化、成長してます。

お互いが、与えていることを認識して感謝しましょう。

植物、動物、虫、鳥、人間、みんなに生かされてます。

「ありがとう」

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